日本に一時帰国する直前に某山岳雑誌編集部ご一行様に同行してワプタアイスフィールドを縦断するスキーツアーに行ってきました。簡単に写真でご紹介しましょう。期間は4泊5日。総距離は約50kmちょっとぐらいでしょうか。今回はクラッシックと呼ばれるPeyto Lakeスタート。Bow Lakeスタートよりも長くなりより完全なトラバースになります。
初日は93号線のPeyto Lakeパーキングからスタート。Peyto Lakeを渡りPeyto Glacierへ上がりPeyto Hutまで。荷物も重く標高差もあり雪のコンディションが悪いと板担ぎが長くなるので疲れます。われわれは雪のコンディションは良くほとんどスキーを履いたまま小屋まで行くことができました。
二日目はPeyto Hut-Bow Hut。距離的には近いので急ぐ人はもうひとつ先の小屋まで進めます。われわれは小屋に入ったあとに近くの斜面を二本滑りました。天気はいまいちでした。
三日目はBow Hut-Balfour Hut。予報に反して晴れ。途中Mt.Oliveに登頂してからBalfour Hutへ。そこからDiableret Glacierまで足を伸ばし、誰もいない広大な氷河斜面のパウダーを堪能。がっつりと活動した充実の一日。沈み行く太陽がきれいでした。
四日目は核心のBalfour High Colを越えScott-Duncan Hutへ。天気はいまいちでしたが視界が完全になくなることもなく小屋までたどりつきました。その後天候悪化。小屋でのんびりと休みました。
五日目はとうとう道路へ向けて下山。Mt.Nilesを回り込む部分は雪崩の危険が高いので100mほど間隔をあけて横断。雪質が思いのほか良かったのであまり心配はありませんでした。そこからSherbrook Creekへ向けて最後の滑走。前日からの雪で快適なパウダーを楽しみました。そして昼過ぎにトランスカナダハイウェイへ到着。
仕事半分、遊び半分で同行させてもらいましたがガイドのデレックから色々と勉強することもあり、かつ日本の山業界にどっぷりと漬かっている方々と一緒に行動できたのでとても有意義なツアーでした。
今回で概要がつかめたので今度はボウレイクからスタートしワンデイ・トラバースでもしてみたいものです。そうなると峠越えが二つで距離が47km、1500m登り、1900m下りになるそうで黒部横断と似ている感じになりそうですね。これは面白そうだ!
日曜日, 4月 26, 2009
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