24日間振りの休日、そして久しぶりの朝寝坊。
外は燦燦と陽光が降り注いでいるけれど、自分は半地下の部屋を暗くしてパソコンで写真をいじっている。
夏の快晴日を過ごすにはもったいない感じが何とも快感。大学時代、暗室で写真を焼いていたことを思い出す。クーラーの効いたひんやりとした暗室。オレンジ色の明かりのなかで液体の中から浮かび上がってくるモノクロのイメージ。山を知らず、自然を知らない腕白で憂鬱な大学生であった自分にはぴったりの空間。なぜあそこから今カナディアンロッキーにいる自分が生まれたのか。人生の分からなさ。人が自由でいられるひとつの理由がその分からなさにはある。予定調和や計画通りに進むことにひそむ束縛感、居心地の悪さ。それを一生懸命振り払おうとしても振り切れない自分の弱さや社会性の強さ。外れたいと思う自分と外れるのが怖い自分。二つの極を行ったり来たりしながら少しづつ進んで来たのだろうか…。
ああ、こんな生産性のない思考の行ったり来たりが許されるこの休日のひと時が愛おしい。
2 件のコメント:
この詩、好き!!
スコーミッシュでトラッドを初めました。
ジローさんに売ってもらったカムがやっと役に立ちだした。
まだ9までしか登れないけどー。
素敵な写真ですね。カナダは心地よいシーズンのはじまりでしょうね。こちらは梅雨があけきらずに、いやだいやだ。西穂高、カラサワに遊びました。ずーと雨でうんざり。上高地の緑は目にしみたけど。来年目指してます。言葉に出さないと実現しない年齢もつらいもんだよ。クライミングしてるときに音楽が頭に流れたりしない?
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