月曜日, 10月 10, 2011

皆様へ

栗原治郎のお別れ会にご参列いただいた皆様、
およびお悔やみのお言葉をお送り頂いた皆様へ

去る6月3日のバンフセンターでのメモリアルサービス、
6月25日の日本での偲ぶ会と多くの皆様のサポートのおかげで
心に残る温かい会で主人を送る事ができました。
お礼が遅くなり申し訳ありません。
この場を借りてお礼申し上げます。

本当に有難うございました。

主人の夢はカナディアンロッキーで日本人初のアルパインガイドになる事でした。
自分がどこでどう生きて行くのか、長い間悩んだ末に見つけた道です。
その為にトレーニングを行い、尚且つ常に山には敬意を払い、慎重に挑んできました。
また一方でこよなく山を愛し、
「もっと沢山の人がカナディアンロッキーの山を見れたらいいのに」というくらい、カナディアンロッキーの山を愛し、クライミングを愛し、キャンモアの町を愛していました。

まだまだやりたい事、やるべき事が沢山あった分、
悔しい気持ち、悲しい気持ちが残りますが、だからこそ、

一生懸命生きた治郎に恥ずかしくないようにこれから精一杯生きていく事。
これが残された者がしなければいけない事の一つだと思っています。

治郎も私も多くの方に支えられてここまできました。
治郎が残したもの、そして治郎が築いた「絆」をこれからも大事にして
いきたいと思っています。

治郎と出会った皆様にそして全ての物に
沢山の感謝の意を込めて。
この度は本当にありがとうございました。


 これからもずっと治郎と共に
                 栗原純子