土曜日, 2月 28, 2009

2/21.22 BC Ski "Mount Wilson" 敗退


最近恒例化している週末のバックカントリースキー。今回はサスカチュアンクロッシング北に聳え立つMt.Wilsonの頂上を目指しました。プランとしては一日目に頂上へと続く氷河の見える山の裏側まで進み、二日目に氷河を詰めて頂上へ至り、そのままスキーを楽しみつつ下山。しかも初日はすぐにキャンプ地に着いて、酒を飲みたい人は飲み、滑りたい人は付近のスロープで遊ぶという予想でした。集合、出発、歩き出しと時間通り、滞りなく進みました。がしかしそれから先は思いも寄らぬ困難が待ち受けていました。

これが僕らの"Mt.Wilson"の"バックカントリースキー"のすべて、でした…

詳しくは一緒に行ったタイチ氏、ユージ氏がなかなか面白いレポートをアップしてくれたのでそちらをご覧ください。今回はちょっと手抜きします。

それぞれ色々な感想があったと思うけれど、自分はとりあえずもう一度挑戦してみたい。というのもスキーのルートとしてはもうひとつダイレクトルートという雪崩の危険のより高い、急斜度なルートがあるんですね。あの樹林帯はもうこりごりだし、何よりも下りが楽しくない。なので次はコンディションをよく吟味してダイレクトルート経由で頂上を目指します。こうやって因縁の山を持つというのは幸せなことなんですよ。多分ね。

水曜日, 2月 25, 2009

2/19 Ice Climbing "Murchison Falls" 180m Ⅲ,4+

ショートトリップ三日目はサスカチュアンクロッシング南のMt.Murchisonを代表するルート・Murchison Fallへ行ってきました。Weeping Wallの後早々とRampart Creek Hostelに落ち着き9時には床についていたので体力も回復。絶対に誰よりも早く取り付きたいので朝7時前には車を止めて歩き出しました。結局この日この大きな滝を登っていたのは3パーティーだったのでこの判断は正解でした。

おーいいじゃん!これがMurchison Falls!

サスカチュアンクロッシングから南に約8.5km。クリークが道路下を通るところから歩き出します。アプローチはトレイルのできている状態で1時間10分。最初からラッセルしていると倍は掛かりそうです。近づくほどに迫力のある全容が見えてきてなかなか興奮します。下部の傾斜のないエプロン部分はそれぞれロープを担いでフリーソロ。取り付いてみると空気の入っていない硬い氷。落ちるとそのまま滑っていってしまうので慎重にこなし、滝の丁度中央辺りから取り付く。誰も登っていないので自由にルート取りをして弱点を登る。1p目は50mほどのグレード4-くらい。ビレイ中に後続のパーティーが左のルートを登り始める。2p目は大きなレッジまで約60mのグレード4。ここをビレイ中にさらにもう1パーティーがすぐそばのラインを登り始める。このパーティーは自分らと2番目のパーティーに挟まれているのでかなり危険だった。
上部はどこを登っていいか迷う複雑な構成。でもどう登っても60mロープでは登り切れないのでどこかで切らないといけない。何となく自分のリードで登ってゆくと丁度30mあたりでアイスケイブを発見。ここから最終ピッチをビレイすることにする。

最終ピッチ 左下のケイブから右上
そして左上しながらハングの小さい部分を越えた

リード中の淳也 撮影は後続パーティーのFraserさん
Lake Louiseでフィジオセラピストをやってるそうです。サンクス!

最終ピッチは淳也がリード。ケイブからはまったくリードの様子が見えず、次第に強さを増す風のなか大きい氷がバンバン落ちてきてはそこら中でエクスプロードし始める。難しくはないけどトラバースが多く、かなりの高度感と絶え間なく変化する氷の質に悩まされるピッチを淳也が慎重にクリア。このピッチは白眉だった。上の写真では傾斜がないように見えますが、実は結構立ってましたね。

終了点にて
さみーです。びしょ濡れだけど凍ってくれたのでまだマシでしたが

終了点に着くといよいよ強風。しかもところどころでシャワーを浴びたのが凍結しジャケットがゴワゴワ。久々に冬山登ってるな!と感じつつ急いでラッペルを開始。アイス沿いに下りることもできるが、そちらはまだ後続パーティーがいてお互いがお互いの落とすアイスの餌食になるので、滝の右端をラッペル。岩とアイスのコンタクトラインを丁度60m×3回で降りることができた。

線が登ったライン 多分一番楽なラインです

ショートトリップの最後らしいフルオンなクライミングに満足でした。いいピッチは淳也に持っていかれたけど、グレード4+でもあんな素晴らしいピッチがあることを再確認。つくづくアイスは生ものだと感じた次第です。来週はもうちょっと長いルートに挑戦したいな。

タイム
パーキング 7:00
取り付き 9:00
終了点 15:30
パーキング 18:30

土曜日, 2月 21, 2009

2/18 Ice Climbing ”Weeping Wall Left Hand" 160 Ⅱ,4

Weeping Wall 取り付き 露出している岩の左を登りました

ショートアイストリップ二日目はアイスフィールドパークウェイに場所を移し、誰もが見上げるWeeping Wallへ。駐車場から15分で取り付けて、日当たりもよく(その代わりコンディションは変わるけど)、とにかくでかい。やはりカナディアンロッキーでアイスをやるならこれに触っといた方が良いでしょう。夏にハイキングでこられた方はやけに湿った壁を見上げたと思いますが、冬はこんなに立派な滝がかかるんですね。冬のロッキーも美しいところですよ。

登ったのは一番易しい"Left-Hand"。1pは60mで淳也がリード。簡単な30mからやや傾斜のある30m、そしてセミハンギングビレイ。一度自分のリードで登り始めるが中間まで来て急に大きい方を模様してしまい緊急のローワーダウン。危なかった。

1pをフォローする自分

2pは40m。ビレイ点の場所が悪くもろにアイスを落としそうだったのでやや難しい左へトラバース気味に登る。コンディションは最良ではなく大きなマッシュルームなんかを結構落とした。淳也に直撃するんじゃないかと思いひやひやものでした。3pは簡単な40mで木ビレイ。

3P をリードする淳也 太陽が当たりだすとかなり暑いです

下降は向かって左にあるガリー"Snivelling Gully"のさらに左に位置する木からラッペルすると、ガリー左の岩壁のアンカー沿いに下りることができます。"Snivelling Gully"にクライマーがいても気にせず降りれるのでいくつかある下降ルートの中でも一番良さそうです。最初のアンカーの木は侵食で倒壊しそうなのもあるので注意です。

現在のコンディションはこんな感じ
Upper Weeping Wall はあまり氷がありません
下の大きいほうだけ登りました

Time:
取り付き 8:30
終了点 12:45
取り付き 15:00

2/17 Ice Climbing ”Super Bock” 300m Ⅲ, 5 @ Mt. Stephen

2/17から18までアイスクライミングトリップに行ってきました。どのルートも頑張ればキャンモアから日帰りも可能ですが、ガス代と時間節約のために現地泊としました。家に帰ると何かと気になることがあるので、こうやって家を離れるのは結構好きです。この三日間のパートナーはバム仲間の淳也。

初日はヨーホー国立公園はFieldという村のそば、Mt.Stephen(スティーブン)という山のふもとにあるSuper Bockというルート。自分にとっては初のグレード5なので緊張しました。しかし、そろそろ登っておかないと先に進めないので。

アプローチは線路沿いを歩くこと東に3km

Fieldの村に入る手前にある線路脇に車を止め、線路沿いを東に3km歩くと森の間から上部の核心の滝が見えてきます。それに向けて斜面に着いたふみ跡をたどると特徴のある1Pが見えてくるのでそこからロープを出しました。岩のアーチをくぐるように20mの滝を登り、その後150mほど歩くと立派な滝が続いているのが見えてきます。
アーチをくぐるように登る1P

2p目はグレード4の二段50mの滝。そして55mほどのグレード5の3p。両方ともリードさせてもらったけど、3pは今まで登ったなかで最も斜度がきつく長く、かなり登り応えのあるピッチでした。氷は安定していてスクリューもしっかり決まったので最初のグレード5にはもってこいでした。

上部の2P,3P 人気があるのもうなずけます
好ルートの見本みたいなルートでした


グレード5を登れるとかなりルート選択の余地が増えます。いつまでも冬は続かないので雪の少ない今のうちにどんどん登りに出掛けたいものです。今年のカナディアンロッキーは雪も少なく、アイスクライミング向きな-10から-20の間の気温が多いので色々なルートが登りごろです。スキーはいまいちですが、こんなときはアイスクライミングですな。


Time :
取り付き 12:00
終了点 16:45
取り付き 18:15

火曜日, 2月 17, 2009

2/14.15 BC Ski Bow Hut - St.Nicholas - Mt.Olive

ハットからワプタ氷原への登り
後ろに一日目に登ったSt.Nicholas Peak

土日恒例のBCスキー。カナディアンロッキーのバックカントリースキーといえば、やはりアイスフィールド、氷原ですよね。実はわたくしスキーで氷原に入るのは今回が初めてです。今回はユージさんとルームメイトのヒロ。ボウハットに一泊して周辺のピークを登りました。数日前の予報ではマイナス25度以下になるのでは?ということで数人参加を見合わせたけど、当日はマイナス20度前後。寒いことは寒いけど常識的な気温に納まってくれてよかった。

まずはボウレイクからボウハットまで。夏冬ポーターで来ているので通い慣れた道。雪もあまり降っていないので雪崩の心配もほぼゼロでした。ハットで一休みしたあとに向かうのはSt.Niocholas Peak。ハットの上に立つとんがった山。これを裏に回りこんでから登りました。最後の100メートルは急な雪壁をトラバースするので雪が悪いとクランポン、ロープがあったほうが良いでしょう。今回は両方用意したけど部分的に使っただけでした。高みから見下ろす氷原とすごくゆっくりと変化する雲と太陽の光。人の足跡がアクセントになってとても不思議な風景を見せてくれました。ハットへの下りは滑りやすい雪。しかし、日が落ちつつあったので少し難しかった。


St.Niocholas Peak

St.Niocholas Peak-Mount Oliveのコルから氷原を見下ろす

雪と雲と光

翌日はSt.Niocholas Peakの隣の山Mount Olive。途中まではSt.Niocholas Peakと同じ道をたどります。コルでスキーをデポし難しいところのない歩きでピークへ。前日よりもやや気温は低く、風もあったのでなかなかシバれました。下りでメローな斜面を楽しんだあとハットで一休み。ボウレイクの駐車場まではシールを使うことなく1時間半ほどで到着しました。

Mt.Oliveへの登り 後ろのナイフリッジっぽいのがSt.Niocholas Peak

Mt.Oliveの山頂にて

フラットな斜面にうっすらと新雪ののったメローな斜面

ハットを使ったお気楽な山スキー。天気に恵まれ素晴らしい風景を堪能しました。次はもうちょっとチャレンジングにスキーの機動力を楽しみたいですね。

土曜日, 2月 14, 2009

2/10 Ice Climbing A Bridge Too Far 300m, WI4

カナナスキスカントリーのMt.Kiddという大きな山があります。キャンモアから40分ほどのドライブで着き、周囲にトレイルも整備してあります。山は大きく、立派でこの界隈ではお気に入りのひとつ。そして何よりもガイドブックによるとこの山には良質で比較的長いアイスクライミングルート沢山ある!今まで行ったことなかったのですが(まぁ"今まで"といっても本格的にアイスクライミング始めたのはひと月前ですけど…)その中でも比較的易しめのルート"A Bridge Too Far"に行ってきました。パートナーはお馴染みの淳也。


A Bridge Too Far 核心の1p目

ルートの核心は1ピッチ目のピラー。垂直部分は約20m弱。様子を見るために裏に回ってどれぐらい厚いかチェックしてみると実はかなり薄め。しかも南向きなので表面は小さいツララがいっぱい。一応取り付きましたが危険な感じがしたのでクライムダウン。滝の左側の岩を登りました。プロテクションは小さめのカム数個で。

右岸を高巻き中
岩登りしにきたわけではないけど、たまにはこういうのも楽しい

こんな感じの滝が二つ続く

そこから上はしばらく簡単な小さい滝を登るか歩くかするとやや大きめの滝がテンポよく出てくるという展開。巨大な滝はないけれど、次の角を曲がると何がでてくるのかな~?という沢登り的面白さがあってよい。最後にはMt.Kidd中腹の岩壁に吸収されて終了。9時過ぎスタートで終わったのは1時半でした。

そろそろ終了

時間があるので最初の滝に戻ってトップロープで遊びます。上のアンカーから淳也をローワーダウンさせて登り返ししてもらう。自分も同じ様にローワーダウンしてもらい取り着きの安定した場所へ少しトラバースしようとした時に、

がんっ!

ロープがつららに接触して大きいの落とし、それが首の斜め後ろに直撃。たとえるならスラム街で後ろから鈍器で殴られたような唐突さ。何か起きたのか一瞬分からなかったけど、その痛みたるや以前足首をスキーで骨折した時に匹敵するぐらいでした。そして結果的には数日間首が回らなくなってしまいました。打ち所が悪かったら、と思うとぞっとします。教訓:下降するときのつらら落としは念入り。とても痛い授業料でした。滝自体は強く蹴り込むと貫通してしまうところなどがあり、しかも空気の沢山入った軟い氷だったので墜落=グランドフォール的な氷でした。こういうのを登る精神力はまだないですな。でも登れるようになりたい。。

木曜日, 2月 12, 2009

2/8 BC Ski French-Haig-Robertson Glacier

French氷河を登る
程よい斜度でとても登り易かった、滑ったらメローな感じで良いでしょうね


ガイド仲間、ゆーじさん、体一さんと共に、一日で氷河を三つ通るバックカントリースキーに行ってきました。氷河三つなだけになかなか長く総距離20㎞、標高差は1000m。登りはFrench、パスを越えHaigの源頭部で昼を食べ、急登をこなしてRobertsonを滑ってくるという単純明快なルート。下りの雪は二日前に雪が降ったにもかかわらずすべて飛ばされておりサスツルギ地獄でした。でも久しぶりにがっつりと歩けたし、日帰りらしかぬ風景を満喫できたので満足です。

Haig氷河の源頭
この急登りをこなせばRobertson氷河の下りが待っている
が、しかし

Robertson氷河の下り 最初から終わりまでこんな感じのサスツルギ斜面でした

初めての氷河スキー。これははまりそうです。

火曜日, 2月 10, 2009

2/6 Guinnes Gully 245m,4 @ Field

1pを登るアラン

Yoho国立公園内にある小さな村Fieldへアイスクライミングに行ってきました。Fieldはとても日照時間の少ないところで山に囲まれているため、氷瀑がいたるところにあります。ぼくもアイスクライミングでは初めて行きましたが、アプローチが近く便利なルートが多いようです。ただ、このあたりは雪崩の危険の多い場所なので、降雪直後や気温によってはほとんどのルートが登れなくなるといわれています。今日はFieldエリアでは入門ルートのGuinnes Gullyへ。同エリアのルートは全部ビールの名前が付いています。

2pを登るアラン

パートナーは同僚の亮、そして亮のインストラクター仲間のアラン。アランはすでに登っているのでリードしていない1P、2Pをリードし、3pを僕がリードしました。1P 、2pは短いグレード3、3Pは60mのグレード4。今回はどのピッチも発達が良く例年よりも簡単なようでした。下降は木にセットされたアンカーからラッペルで。ちなみに終了点からさらに登ってゆくとGuiness Stout 80m 4+,High Test 60m,4+につなげることも可能です。

3p

3Pの残りをリードする亮


アラン曰く、各ピッチの間の雪歩きで雪崩に流され滝をダイブした死亡事故があったそうです。雪の状態を見極めてただの歩きでもビレイするなど気を使ったほうが良さそうです。

日曜日, 2月 08, 2009

写真日記 0207



この写真を撮ったのはホワイトホースからバンクーバーへ向かう飛行機のなか。コーストマウンテンのうえを飛びます。山が見えないかなと外を見ていると東から太陽があがってきました。飛行機に乗るといつもこうやって翼の付け根に座っていることが多い。たまには翼が後ろに見える位置(ビジネスとかファースト)に座ってみたい。Adobe Lightroomを手に入れたので試しに現像してみました。Capture NXを使って来ましたが、売りのUpoint tecnology以外はLightroomのほうが細かく現像調整できる感じ。Light room 2.0ではU-PointみたいなこともできるらしいのでLight roomをしばらく使ってみよう。レンズはSigma DC 18-50mm 1:2.8 EX Macro。

ホワイトホースから戻ってほぼ一月たちますが、昨夜初めてまとまった雪が降りました。明日はBCスキーかな。

土曜日, 2月 07, 2009

お知らせ ロッククライミング in The Canadian Rockies


Yamnuska Mountain Tours

いよいよカナディアンロッキーで初めての日本語によるロッククライミングプログラムが始動します。ガイドは、晴れてACMG公認ガイドになった僕が務めさせていただきます。
あまり知られていませんが、ここボウバレーにはハイクオリティーなスポーツクライミングエリアがいくつもあり、300mを越える石灰岩の岩壁、ゴーストエリアのような秘境っぽいクライミングエリアなどバラエティーに富んだクライミング環境があります。そんなカナディアンロッキーはボウバレーのクライミングを楽しむ日帰りプログラムになります。ヤムナスカのHPにご案内ページが立ち上がっていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

未経験の方から経験のある方まで幅広く対応いたします。経験のある方はもちろん未経験の方でも十分楽しめる岩場がたくさんあります。カナディアンロッキーにお越しの際には、いつもと違った視点でロッキーを楽しんでみてはいかがでしょうか。何か疑問などありましたらご遠慮なくコメントください。

ガイド紹介・栗原治郎

金曜日, 2月 06, 2009

2/4 Professor Fall, Mt.Rundle 280m,4

ハイウェイから見るMt.RundleにはTerminatorやReplicant、Sea of Vaporなどのグレード6に近いルートがありますが、そこよりも少し標高の低い場所にProfessor Fallという手ごろなグレードのルートもあります。Terminatorなどはまだまーだ手に余るので、まずはProfessor Fallへ行ってきました。

アプローチはBanff Spring Hotelの裏にあるゴルフコースの入り口から。冬季はゴルフコース内の道への車両の乗り入れができないので、まずは4kmのつまらない歩きでトレイルヘッドまで。自転車があるととても便利。準備をしていると仕事でゴルフコースに入るピックアップトラックのにいちゃんが快く載せてくれました。ラッキー!トレイルヘッドからルートの取り付きまではボウ川沿いの平坦な道を3kmです。

トラックの荷台に乗せてもらった 40分の短縮

大きな滝は4つ。グレードは3,3,3,4ぐらい。大きな滝の間にはいくつも小さな滝がテンポ良く出てくるので飽きません。最後の滝が85°くらいで40m近くありこれが核心。部分的にはマッシュルームというかクラゲというか、奇妙な形が連続するのでやや登りずらかった。基本的に氷の発達はかなりよく、大抵はシーズンはじめから終わりまで登られているようです。どの滝も立派です。ただ今日は気温が朝から4℃。あちーです。そして三つ目の滝あたりからかなり水が流れていて、その他の小さな滝もびしょびしょ。だんだん服も濡れてきて、暖かい強風がとても寒かった。ありがたいことに核心の第四の滝は場所を選べば濡れずにすみました。下降は各滝の終了にボルトが整備されているので同ルートの懸垂下降で取り付きまで戻ることができます。

最初の滝を登る淳也


核心のプロフェッサー大滝 40mくらい へ向かう淳也


終了点からの眺め

タイム 取り付き:9:15
    ルート終了点:1:15
    取り付き:2:30

木曜日, 2月 05, 2009

2/3 Haffner Creek

初リード M8

ボウバレークライマー御用達のアイスクライミングとミックスクライミングのゲレンデといえばココ。20mほどのアイスとM5からM11 までルートがそろい、簡単にトップロープをかけることもできるので練習に最適です。今日のテーマはミックスのリード。恐ろしくてミックスルートはトップロープでしか登ったことがなかったのですが、そろそろ大人になろうと思い初リードしました。ルート名は忘れましたが、まずはM5。アイスが発達しているので難なく。次はM6+。アイスがやや破壊され気味で怖かったけど何とかフラッシュ。そしてM8。出だしの二段ハングが核心だけどそれさえパスすれば大丈夫。リード出来ただけで喜ぶなんて何年振りだろう。一緒に行ったのは、18mフォールでグランドフォール寸止めだった淳也と小さな負けず嫌いSarka。

かなりの負けず嫌いSarka M8のハングを攻略中

18mフォールしたあと意を決してリードする淳也