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金曜日, 4月 01, 2011

3/29 BC Ski "Observation Sub peak”


 この冬、ロッキーは例年以上の積雪に恵まれ、非常に良いスキーシーズンです。でも、クライミングへの情熱は一際熱いのですが、反対に自分のスキーへの情熱の無さがよい一層はっきりとしたシーズンでもありました。で、まともなバックカントリースキーはこれが今シーズン一回目。
 ボウレイクからハイウェイを挟んだ東側のちょっとしたピークがオブザベーション・サブ・ピーク。頂上までは標高差1000m。Kris, Philというガイド連中と行ったので基本的にほとんど休憩せずに頂上まで行きました。そこから反対側の氷河へ滑る予定でしたが、あいにくの強風と悪い視界。尾根をハイウェイの方角へしばし下りそこから滑ります。雪はブーツちょい上ぐらいのパウダー。太陽が全然出ていなかったので最高の雪質でした。最後はややタイトになる樹林帯を抜けて車を止めた場所から100mぐらいのところへ出てきました。スタート9:00、戻ってきたのが13:30。たまにはスキーもいいもんだなぁと思った次第です。新調したDynafit ManasluとVertical STのセット。なかなか使えます。

頂上ではコーニスの下で休憩
雪を投げると途中で見えなくなるぐらいの視界でした

しばし、尾根を下り右側の谷へ滑り込んだ

土曜日, 5月 08, 2010

5/4 BC Ski " Mt.Balfour"

▽小屋から見えるMt.Balfour
一日目は結構いい天気だったんですけどね…
 しばらく更新をサボっていましたが、いたって元気にしております。最近スポーツクライミングばかりしてましたが、スポーツクライミングネタは書き始めるときりがないので特にブログにアップしてませんでした。

 久々の更新は久しぶりのスキーネタ。最近雪が降り続いていたので久しぶりにスキーマウンテニアリングへ繰り出しました。里は雪がないので氷原まで行ってきましたが残念ながら結果は悪天候のため敗退。でも久しぶりに山々の懐へ分け入ったので気分は上々。目的は最近知名度上昇中のワプタトラバースでは素通りされがちなMt.Balfour。初日にワプティク氷原まで上がり、翌日登頂して下山という計画でしたが、悪天候のため二日目は早々に下山。滑りが楽しめると思いきやクラストだらけであまり滑りは楽しめませんでした。そして登山口の少し手前で去年から愛用しているビィンディング・Dynafit TLT Speedがまさかの故障。登山口手前で良かったですよほんとに。

▽思ったよりも天気が良いのでご機嫌に出発 
  ヒロ&リョー
▽Sherbrooke Lake
▽こないだのサイクルで落ちてきた雪崩
▽Mt.Niles
 ビィンディングが修理に送られたので強制的にスキーシーズン終了。これで心置きなくクライミングに専念できます。夏の仕事が忙しくなる前にできるだけ登るぞ。

▽ロックしたときに上がってくる小さなバーを止める部分が破損。バーが外れるとロックが解除できなくなりフロントピースからブーツを外せなくなります。仕方ないので無理やり外して歩いて降りてきました。


火曜日, 3月 30, 2010

3/21-27 CAA Avalanche Operations Level 1


 しばらく更新をサボっていましたが、つい先日までCAA(Canadian Avalanche Association)のAvalanche Operations Level1というコースを受講していました。雪崩に関わる仕事をする人が最初に受けるプロフェッショナル向けのコースで主にスキー場のパトロールやバックカントリースキーガイドを目指す人たちが一緒に受講していました。自分はおそらくスキーガイドにはならないと思いますが、次に受けるアシスタントアルパインガイドの試験の必須資格なので強制的に受講。値段が少々高いし、雪崩に積極的に関わる仕事(スキーガイド、ハイウェイの雪崩コントロール、スキー場パトロール、雪崩予報官など)につく気もあまりないのでかなり躊躇しましたが、この一週間のコースを通して正直雪と雪崩を見る目が変わりました。日本とかなり異なるここカナディアンロッキーのシビアなスノーパックの上で遊ぶにはとても有益なコースでした。

 それにしてもキャンモアから80kmほど離れたレイクルイーズまでの通勤がかなりダルかった。山小屋をベースにした同コースもあるので本気で学ぶならそちらの方がいいかもしれませんね。ヘリ代、小屋代が高いけど環境は抜群に良いでしょう。インストラクターも小屋ベースは素晴らしいと言ってました。




土曜日, 3月 20, 2010

3/17-18 BC Ski "Tonquin Valley"

 天気もコンディションも悪く二泊三日のスキーツアーが中止になってしまったので、プランBのTonquin Valleyへ妻と二人で行ってきました。最近いきなり降り出した雪で山はやや不安定な様子。でもここは基本的に大きな谷を歩くのでこんなコンディションでも可能。天気がやや悪いのが気になるけど、まぁテントがあればどこでも泊まれるので取りあえず行ってみます。

▽降ったり止んだり、降ったり止んだり…
前日の夕方にキャンモアを出発しロングドライブの末、ジャスパー近郊の登山口へ。そして車中泊。とても暖かく雨が降ってきたりしてテンションは低めです。朝は曇り。しかし歩き始めると次第に雪が。時折吹雪いたり、風が強くなったり。ただ時々青空がうっすらと見えたりするので何となくやる気もでる。そして、登山口から標高差600m、距離9KMをだらだらとあるきMaccarib passへ。なだらかな丘なようなパスをスキーにはもってこいの斜面が囲みとても気持ちのいい場所。次回はここをベースにして滑り重視なスキーツアーをするのも楽しそうです。しかし今日はあいにくの強風。さっさと下りました。残りの緩やかな下りと平地7kmは完全な曇り、そして時々吹雪き。吹きさらしなので寒かった。やっぱりブーツが当たって足の痛いO.J.。この辺りで結構意気消沈してました。

▽Maccarib Passにて 奥の岩山はRampartsの一部
手前はいかしてるおっさん
▽風を耐え忍ぶO.J.
 
 そして以前からずっと来てみたかったAmethyst Lakeの湖畔にてキャンプ。ここまでくると風も止み静かで快適でした。時々テントを軽くたたく雪の音を聞きながら日本酒をちびちびとやる。冬キャンプ初めてのO.J.も静かな夜を楽しんでいました。やはり山で過ごす夜は良い。気温もマイナス7度程度で快適そのもの。
▽キャンプ地とAmethyst Lake そしてThe Rampartsの山々
 
 翌日は同ルートを戻る。朝はやや雲があるもののパスまではとても美しい日の出を堪能しました。しかしMaccarib Passへの登りはまたもや冷たい風と悪い視界。しかしパスを登りきるとガスが晴れよい景色。とても忙しい天気です。パスからちょっとした滑りを楽しんだあとはだらだらとした下り。大して滑らんだろうと高をくくっていましたが、これがまたシールをつけないで歩けるぎりぎりの線。歩きとスケーティングと手漕ぎを駆使して数キロ進むとあとは程よい傾斜をほとんど歩かずに滑って駐車場まで戻ることができました。Amethyst Lakeから所要時間5時間半とうれしい誤算でした。

▽日の出は素晴らしかった 山で一番好きな時間帯です

 Maccarib Pass周辺はかなり遊べそう。次回はそこをベースに楽しむべし。

金曜日, 3月 05, 2010

3/3 BC Ski "Mt.Coleman 3135m"

▽Coleman Lakeにて
 同僚ヒロとウィーピングウォールで有名なCirrus Mountainのすぐ南にあるMount Colemanへ繰り出しました。ガイドブックによると標高差1600m、距離14km。地図をみると出だしのガリーを登りColeman Lakeまでが2kmちょっと、しかし標高差が700m。スキーを履いて登れる傾斜とは思えないし、しかも樹林帯なのである程度覚悟していきましたが、その部分に関してはまさに"Oh, this is a HELL, man!"。暖かく雪の降らない日が続いているので雪質と雪の量が非常に悪く、登り下り共に苦戦しました。感覚的には去年のMt.Wilsonの悲劇を越えているような。まぁあの時の悪さはまた別のステレニアス感がありましたが。しかし、一度アルパインエリアに入ると一転して快適な斜面。時間と場所によってあらゆる雪を体験したせいか非常に長く感じる一日でした。
▽Cirrus, Coleman 周辺
 スタートはすでに明るくなる7:00。踏み跡をたよりに樹林帯を進む。しかしある程度高度を稼ぐと岩場が出てきたり、傾斜がきつかったりでつぼ足に切り替えざるを得ない。雪質は壊れるクラストとその下のまったくサポート力のないファセット(粒の大きなグラニュー糖のようなさらさら雪)が非常にきつい。300mほど高度を稼いだところからまたスキーを履き硬くクラストした踏み跡をたどる。下りが心配だけどつぼ足と比べたら遥かに楽。やがて名の無い小さな湖を経由して大きなColeman Lakeへ。
▽出だしの斜面 この腐った雪が曲者
▽Coleman Lakeでスケッチするアーチスト・ヒロ (嘘)
 当初はCirrus Mountainを狙ってもいたが、思いのほか時間が掛かってしまったし下りも時間を食いそうなのでColemanへ。ここから頂上までは3km、標高差700m強。快適な斜面を黙々と歩く。振り返るとCirrus Mountainがかっこよく聳え立ち滑ったら面白そうな氷河が見える。あれはいずれ行かねばなるまい。それぐらいかっこいい。
▽Cirrus Mountain(右奥)
▽Mt.Coleman 雪壁の真ん中を直登したが…
 頂上へ続く雪壁は結構急斜面なのでスキーをデポしてキックステップで直登。硬いクラストだったのが次第に深くなり腿ラッセルになり、頂上に近づくにつれて地形がボウル状になり弱層とその上のスラブが気になり始める。北東向きの斜面であきらかにウィンドローディングした雪。弱層が20cmと40cmに見られ登れば登るほどそれが深くなってゆく。立ち止まり簡単な雪柱を切り出してテストしてみると両方の弱層で簡単にスライドしてくる。うーむ、なんだか危険な雰囲気。左右の稜線に上がるにしても距離がありすぎて別ルートも取りづらいのであと標高差60mを残して敗退決定。最近雪崩講習の予習をしているので何だか怖くなってしまった。以前だったらこの程度の雪質だったら気にせずそのまま登っていたと思うし、おそらく登っていっても実際は問題ないと思った。でも流れればヒロも一緒に流れる状況でそのまま突っ込むのはどうかというのもあり、そんな判断に到った次第。
▽硬いクラストから深雪へ変化してゆく斜面
 敗退とはいえスキーアッセントの魅力はその下りにあり。北斜面に保存されていた良い雪を快適に滑りあっという間にColeman Lakeへ。このルートはメローな傾斜あり、選べば急斜面ありのとても素晴らしいランだった。曇り空も青空に変わり素晴らしい景色。とても良い場所を見つけた。
▽メローな一枚バーンをメローに楽しむ
 そして下り後半。懸案だったハードクラストは気温の上昇と太陽光によってざらめに変わり快適。あちこちで湿雪雪崩が起きていたが規模も小さいので気にせずスピーディー下る。そして最大の難所へ。はじめはタイトな樹林帯。雪が緩みすぎてスキーがコントロールできず転び、木にぶつかること数え切れないほど。傾斜が上がりガリー状に近づくと朝あった雪がガンガンに流れて遥か下でデブリになっている。雪が無くなった部分は硬い雪とジュニパーやらスクリーが出ていて非常に歩きづらい。残っている雪も油断しているとスライドしてゆくので怖い。一度一緒に6mほど雪と一緒に流された。そのまま木に激突しそうだったので焦る。時々立ち止まり気力を回復させないと集中力が続かない感じ。それでもじりじりと下り何とか18:00にパーキングに到着。途中から全然ケアしてあげられなかったヒロもどろどろになりながら無事降りてきた。

 うーむ、この最初と最後にくる悪場がなければ誰にでも薦められる良い山なんだけど。どうにかそこを通らずにCirrusとColemanにアクセスできないものか思案中。それぐらい上部は良いところでした。まぁ敗退したしまた行かないとね。
▽Coleman Lake周辺はとても気持ちの良いところでした

金曜日, 2月 19, 2010

2/16 BC Ski "Mt.Niblock 2976m"

▽立派な岩壁 ここに氷瀑が無数にあったらなぁ
 センチネルパス越えのルートですっかり消耗してしまったが、その帰りの車の中でガイド仲間のヒロと翌日のバックカントリースキーの打ち合わせ。さっきまで疲労困憊していたはずの妻O.J.も参戦表明をし(さっきまでつらくて泣いていたのに!?)、三人でレイクルイーズエリアのMt.Niblockへスキーアッセントすることになりました。家に帰るとすでに22時過ぎ。さくっと食べてさっさと寝て、翌朝は6時半集合で出発。
▽本日の仲間O.J.とヒロ 大陸分水嶺の前にて
 山頂までの標高差は約1400m、移動距離は14km。最初は線路沿いのクロカンコースを3km。大陸分水嶺からその名もDivide Creek沿いに森林へ突入。ルートは非常に分かりやすく、しかも行ってみるとしっかりとトレースが付いていたのでまったく問題なし。足はだるいが快調に高度を稼ぎ駐車場から約6時間でMt.NiblockとMt.Whyteのコルへ到着しました。コルから手前の標高差500mはモレーンを縫い少しだけ氷河を歩く。このセクションで疲れの残るO.J.がやや辛そうだったけどヒロの上手いペース配分で登りきりました。
▽モレーンを縫って氷河へ
▽コル手前 ガスってきてしまった
朝、青空が見えていた天気は11時ぐらいから下降線を辿り、コルに到着するときにはやや強い風と高曇りになっていました。O.J.はコルで待機しヒロと自分は頂上を往復。頂上ブロックは簡単なスクランブルとちょっとしたルートファインディングが必要。若干雲が掛かっているけど綺麗な景色でした。
▽コルから頂上へ
▽風が強いのでさっさと下ります
 コルから下降開始。雪の量は問題ないので登ってきたルート沿いを滑る。時々深く柔らかい雪があり楽しむことが出来た。樹林帯に入ったあとは幅に余裕のあるクリークを下る。かなり滑られているのでスキー場のコブ斜面を不規則にした感じ。怖いところはあるが楽しみながら下ることができました。そしてクロカンコースを3km戻り終了。今日は二日目だけど余裕のあったO.J.。次は少しレベルアップしてテントを担いでマルチデイBCスキーにでも行ってみようか。
▽快適な下り 雪は良かったり悪かったり
▽ミックスクライミング向きな壁を発見!
スキーは色々な場所の偵察も兼ねているのでこういう発見はうれしい
それにしても下りがほとんど滑りというのは楽で良い。昨日とは対照的な山行でした。時間は登り6時間、
下り2時間半。

木曜日, 2月 18, 2010

2/15 BC Ski "Sentinel Pass" 妻を鍛えるの巻

△センチネルパスへ最後の登り

 久しぶりに妻O.J.と二人でバックカントリースキー。というのも肩が痛いのでクライミングはしばし休憩中。代わりにしっかりと歩くバックカントリースキーへ繰り出し、下半身を鍛えておく。そして妻も鍛え、一緒にもっとバックカントリースキーに行けるようにする。というのが今回のコンセプト。

 行き先はレイクルイーズエリアのパラダイスバレー。谷の入り口付近にはMt.Templeの北壁、どんつきにはMt.Wenkchemna、Mt.Ringrose、Mt.Lefroyなどを眺めることができます。そしてあわよくば未登のラインなんかも見つかるかも。

 夏はモレーンレイクまで続く道も冬は閉鎖されクロカンのコースに変身。その道を2kmほど歩きパラダイスバレーへ。傾斜のない道をどんどん歩きます。正面にはSheol Mountain、左にはMt.Templeの北壁。しかし天気予報通りの雲でピークは見えませんでした。残念。この辺りでO.J.の足に靴擦れ。買ったばかりのBDのShiva。いまいち合ってない様子。テープでホットスポットをカバーして応急処置。靴擦れになるのは自分のせいだろ、と言ったらキレられてしばし無言で歩きました。喧嘩はつまらない。

▽Mt.Temple北壁 セラックの色が映るのか雲が青くなっている
▽パラダイスバレー源頭
▽センチネルパスへの登り
▽やられている様子のO.J.
 ここまでで標高差900m、距離13km
 センチネルパスに近づいてきたところでクリーク沿いを離れて登り開始。ちょっと視界が開けてパラダイスバレーの源頭氷河が見えました。ピークは見えず。まぁ仕方ない。グランドセンチネルという塔を右に見ながらセンチネルパスへの向かいます。しかし雪が少ないなぁ。同ルート下降も考えていたけど滑れない上にパラダイスバレーはほとんど歩きなので却下。パスの反対側モレーンレイク経由に決定。
 登りがきつくなり岩の出始めたところからは板を脱いでつぼ足。岩と岩の隙間に足が取られ結構むかつきます。O.J.のスキーは明らかに重いのでここからパスまではかなりの苦行。自分で荷物を持つと言い張るのでゆっくりと登りそんな苦しむ姿を眺めては写真を撮ってました。そしてやっとのことでセンチネルパスへ到着!そしてO.J.号泣!よく頑張ったのう、と褒めてあげました。冬のテンピークス、ラーチバレーが美しい。傾きかけた日の淡い光が素敵でした。夏の景色も格別だけど冬のこの場所はまさにマジカル。しかし時は16:30。あまりのんびりもしていられない。早く降らなくては。
▽テンピークスが見えたぁと喜び泣くO.J. 泣くなよ…
▽ラーチバレー側の雪量はなかなかのもの
 ハードクラストと露岩をやり過ごし、ラーチバレーのパウダーとラッセルを楽しみ、夏道のスイッチバックのローラーコースターでエキサイトし、雪に覆われたモレーンレイクへ。ここからは道路を2kmほど登り返してクロカンコースへ合流。しかし下りと思いきや大して傾斜がなく板が滑らん。真っ暗な中とぼとぼと歩きました。O.J.は靴擦れに加えつま先の痛みでもはや限界。でも荷物は自分で持つと言い張るので、そのまま続行。何にせよ歩くしかないのです。モレーンレイクロード11kmは長い。しかし終盤は若干斜度が出てきてやや楽に。20:30にようやく車に到着。やや遅れて痛みと疲労に耐えたO.J.選手もゴール!そして号泣。そんなO.J.をハグしながら、最近泣くほど辛いことしてないなぁとわが身を振り返る。スキーで足が痛いのは本当に辛いからね。よく頑張りました。車に乗ったらガソリンスタンドへ直行してコーラとホットチョコレートで乾杯。コーラが沁みる。

 標高差900m、移動距離約30km、11時間行動。妻を鍛えるはずが自分も鍛えられました。ふー疲れた。

月曜日, 2月 15, 2010

2/14 カナディアンロッキー ウィンタークライミング情報

 現在発売中の岳人2月号に昨冬に行われたワプタトラバースの取材のレポートが掲載されました。自分も一緒についていったのでちょこちょこと登場してます。比較的楽なアプローチ、よく整備された小屋、広大な氷原、そしてパウダースノー。カナディアンロッキー版オートルートなんて言われたりしますが、ワイルドさではなかなかのものです。ご興味のある方はぜひご覧ください。

 そしてその記事の最後のページにおまけのようにカナディアンロッキーのウィンタークライミングについて書いたのでそれの補足もしておきたいと思います。ちょうどコメントで質問をいただいたのでそれにお答えする感じですが。(あまりコメントがないもので大して読まれてないと思ってましたが、読んでくれている方もいるんですね。嬉しいものです)

 まずはガイドブックについて。

ロッキーの冬クライミングに欠かせないのはこの二冊。
 大きな山のルートを狙わなければこの二冊で大抵のアイスクライミングとミクストクライミングは足ります。しかし、どちらの本もやや古い。Waterfallのほうは出てから8年も経っていてすでに絶版。去年からキャンモア周辺では入手困難になっています。5th Editionが出る出ると言われながらも出る気配があまりありません。もし日本で見つけたら買ってから来ることをお薦めします。Mixedの方はまだキャンモアでも買えます。

 前述したように二冊ともやや情報が古くなっていますが、それを補ってくれる情報サイトがWill Gaddさん運営のGRAVSPORTS-ICE。下のほうに2006/2007シーズンからの新ルート情報も保管されているのでこちらも参考になります。アカウントを作れば自分で情報を投稿したり、質問を投げたり、パートナーを捜すこともできます。

 壁だけではなく山も視野に入れているならこちらのガイドブック。

 出版されてから10年以上経っているけれどこれが唯一のアルパインクライミングのルートブックです(他に11000feet以上の山だけを扱った本もありますが…)。こちらも新しいエディションが出る出ると言われながらも全然出ません。とはいえ網羅してますので気になる山のことは何かしら書いてあるはずです。
 
 ちなみに今発売中の『Alpinist29』のMountain ProfileはMt.Robson。表紙の氷はGhostエリアのWicked Wandaというルートでした。情報が新しく写真も素晴らしい。


 最後に地図のこと。 
 ハイキングトレイルなどの情報が必要なときは『GEM TREK』の地図を使用してます。こちらはカルガリー、キャンモア、バンフの本屋、アウトドアショップで買うことができます。そしてカナダにも日本の国土地理院のようなものがあり、電子トポマップを提供してくれています。『The Atlas of Canada』。妙にダウンロードが遅いような気がしますが紙ヴァージョンが手に入らないとき、ちょっと一部分だけ必要なんてときに重宝してます。カナダ全土をカバーしているあたりはすごい。

 

 情報のない山を登るのも情報を漁って情報がないことを確認する時代。情報って大切です。