火曜日, 2月 22, 2011

2/21 Ice Nine and mixed routes

アイスフィールドパークウェイを北上しサスカチュアンクロッシングを過ぎるとMt.Wilsonという巨大な山があります。道路からは首が痛くなるような角度で見上げる西壁が何キロも続いているのを見ることができ、クライマー的視点からみるとかなり威圧感のある壁が続いているので通るたびに“この山はすごい”と思わずにはいられないような山です。壁といっても一枚岩の壁ではなく氷河や雪や水で深く削られたガリーが行く筋もあり、そのひとつひとつに出来そうでなかなか完成しない氷瀑がかかったりかからなかったり。あまりにもガリーが多いので何度も見ている今でもどれがどのルートにあたるのか迷います。

今日はその中でも比較的取り付きやすいルート・Ice Nineへ。でも目当ては氷ではなくその裏にあるモダンミックスルートのSlaughter House M8+です。


隣のルートが崩壊して落ちて滑ってきた氷塊を横目にみつつIce Nineへはトレイルの踏まれた状態で40分ほどで到着。一見しっかりと氷が繋がっているようでしたが横からみると結構細い。しかも壁にくっつくすぐ下の部分で20センチほどの割れ目ができ一度氷柱全体が上部から離れてたようです。んーやっぱり怖いのでミックスルートのみを登ることにしました。


Slaughter House M8+

ちゃんと登ってるように見えますが実は氷に移る部分でエイドしました。スパッと切れ落ちた氷のルーフが広すぎて何もできないので、何とかそのルーフにスクリューを垂直にセットしA1しながら氷に移ったのでした。岩部分はかなり面白いルートなだけに残念。その後氷柱の左裏にもボルトルートがあったのでそちらもトライ。こちらは岩の部分はM8-M9ぐらいにストレニアスでかつ自然に氷柱に移ることもできたのでかなり楽しめました。おしいところでフラッシングを逃したのが心残り。次回また行ってみます。
 ちなみにここ、午後はかなり日当たりの良い場所なので雪崩が心配で快晴のときは避けるのが無難ですよ。

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