所有していることが当然のもので、ないとほんとに困るんですね。クライミングに行けないどころか、町中のスーパーに行くのすら困難になってしまいます。だから車のトラブルは生活基盤を揺るがしかねない出来事に発展する可能性がある、とてもこわーいものなのです。
ある秋の日、仕事を終えてクライミングジムに行ってから帰ってみるとルームメイトが”車が大変なことになってるよ!”と言いました。しばらく会社の車を使って仕事をしていたので自分の車は家の近くに路駐されていました。その車が大変なことになっている?! とにかく見に行ってみました。
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えらいことになってました。ボロ車と散々こけにしてきたあまり愛されていない愛車ですが、ここまでくると哀れに思えてきます。運転席側がベコリと陥没し窓が粉々、さらに縁石とつっこんだ車にプレスされて反対側の前輪が変形しています。ガラスがないのでそれをカバーするためにビニールが張られていますが、それがまた悲壮感を漂わせています。車内を覗いてみるとなにやらメモが残されていました。ぶつけた相手が残したメモで ”前の建設現場で働いている者だけど、バックしていたらあなたの車に突っ込んでしまいました。私はかくかくしかじかという者で連絡先はXXXです”と。
うむ、これは助かった。当て逃げされる可能性もあったはず。まずはラッキーだと思おう。
それにしてもなぜこの忙しい時にこうなるのだろうか。あと3日間デイハイクの仕事があり、終わった翌々日には日本帰国するというハードスケジュール。こんな状態で一体どこまで処理できるのだろうか?仕事の疲れと突然降ってきた不幸(もしかしたら幸福か)に頭痛がしてきそうです。
まだ処理は途中だけど、カナダにおける交通事故処理の作法も含め実体験として紹介してゆくのでお楽しみに。
1 件のコメント:
-カナダにおける車というのは、食卓における皿のようなものです-
このフレーズ、わかりやすくてとても好きです^-^
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