金曜日, 3月 07, 2008

No Title



"What matters in life is not what happens to you
but what you remember and how you remember it."

Gabriel García Márquez


写真の数ある特殊な力に、記憶の再構成、というものがある。

記録され四角く切り取られた風景が、もともと持っている意味を失い、時間からも、写し取られている事象からも独立して、まるで歴史から取り残されたように宙に浮かびあがっているように見える。
自分の人生のひとコマなのに、それは他人の人生のようにも見える。他人の人生どころかまるで誰かが作り出した虚構ようでもある。撮影者からも被写体からも切り離され、自由で、独立している。

いいな、と思える写真。

切り離され、意味を失い、完全に再構成され、この世のものではなくなったもの。そんな写真あまり見たことないけど。でもたまに目にすると何ヶ月も心の隅に居座り続ける。とても地味で、強力で、独立した、幽霊のような写真。

そんな写真が撮りたい。






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