金曜日, 6月 05, 2009

6/4 Yam "Direttisima 5.8+,325m"

赤線がDirettissima

今週も天気がよろしいので火曜スポーツクライミング、水曜スポーツクライミング、そして本日木曜はヤムナスカの長めのルートへ。明日から雨やら雪やら降るみたいなのでがっつりと。

ルートはDirettissima。ヤムナスカの頂上よりやや右のガリーを登る、1957年にH. Gmoser, H.Kahl, L.Gillmairのゴールデントリオによって登られた超クラシックルートです。ちなみにこの方々がGillmair Chimneyというルートをほとんどロープも使わずに登ったのがこのヤムナスカ南壁の初登でした。H.Gmoserさんは世界有数のヘリスキー会社CMHの創設者でもあります。というわけでDirettissimaは由緒正しいクラシックルートというわけですね。

パートナーは大学でOutdoor Guide Diplomaを終えバンフにやってきたガイドを目指しているDany君。実は朝、駐車場で顔を合わせたのが初めてだったのですが、電話では何となくやる気もあるみたいだし、気合はいってるし、大丈夫かなぁーという感じだったのでとりあえずいきなり登りに行きました。登り出してみるとアルパインクライミング暦2年にしてはかなり動きもよく、自分のしていることも良く分かっていたのでまったく問題なしでした。この界隈はパートナー探しが楽で良いです。

1ピッチ目の快適なコーナーを登るDany

ルートは頂上直下にある丘のようなものをしばらくスクランブルしてから取り付きます。1p目がいきなり核心ですが、最近登ったほかのルートよりもクラックがしっかりしており登りもプロテクションも楽でした。3Pからルートファインディングが複雑になってきます。というのもガリー状といってもその中にいくつも小さいコーナーが並んでいてテキトーに行くと違うルートに入っていってしまいます。今回はヴァリエーションルートではなくあくまでオリジナルルートにこだわりました。

露出感たっぷりのトラバース
クラシックルートにこの手のトラバースは付き物

4p目は非常に露出感のあるトラバース、そして最後にでかいチムニーに挟まった巨大チョックストーンをどう抜けるかが面白い2ピッチが続きます。どのピッチもそれぞれ特徴があり、岩も比較的しっかりしているのでとても楽しいルートでした。頂上のすぐそばにトップアウトするというのもなかなか素敵です。ちなみに私は今日初めてヤムナスカの頂上を踏みました。壁は10回以上登っているんですけどね。


7:15 パーキング
9:20取り付き
12:20 4ピッチ目
15:20 トップアウト
16:40 パーキング

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