木曜日, 1月 21, 2010

1/18.17 Bear Spirit and Suffer Machine


 ながーい風邪からやっと復活!思えば辛い年越しと新年でした。新年会なのに水とお茶を飲んでいたり、咳がひどくて全然眠れなかったり、おまけに鼻腔から歯茎に感染が移って歯まで痛くなったり。何よりも辛いのはいくら良く寝ても全然良くならない!変な病気に掛かったかと思いましたよ。

 復活したのでクライミング再会。とりあえずクライミングジムで二日慣らした後、まずはミクストクライミングのクラッグエリア・Bear Sprit。バンフから車で10分、徒歩40分のこじんまりとした岩場。簡単な氷が2本、ミクストクライミングルートが10本ぐらい。M6からM9 までリードやらトップロープやらで登り、とにかく鈍った上半身を鍛えなおし。ここはハフナークリークほど混まないのでいつも居心地がよろしい。

M7のナイスルートを登るジャンボ

 そして翌日は3度目の挑戦、Stanley Head Wall, Suffer Machine V M7(or 5.6, A1) WI5, 200m。今回は世界のジャンボという強力なパートナーと共に。

Suffer Machine 赤線が大まかなライン

 最近あまり雪が降っていなかったのでなめてつぼ足で行くが、何とも安定していない雪でラッセルを強いられアプローチに2時間以上掛かってしまった。最初のピッチはM7かA1。ジャンボが果敢にフリーで行くが一部かなりホールドが悪く何度か落下。結局そこはエイドで抜け残りはすべてフリーで登っていった。しかも途中から弱点を突いていないボルトラインから外れ、ランナウトしながら薄い氷へ大胆なトラバースをこなしていった。散々なスタイルでフォローしてみてそのボールドさと冷静さと確かなテクニックに脱帽しましたよ。いわゆる“格”の違いってやつを見ました。今の自分では絶対にリードできないな。

本日の核心はこのトラヴァース (Photo by ジャンボ)

拡大するとこんな感じ(笑) フォローなのに悶絶している自分

2ピッチ目を自分がリード (Photo by ジャンボ)

3ピッチのジャンボ 氷のど真ん中を登ってゆく

 2-4ピッチは氷。ながーい氷。各ピッチ50mから55mぐらいで、WI5-WI4の傾斜が続く。最後のピッチはWI4 ぐらいなのに前腕とふくらはぎが悲鳴を上げなかなかスピードが上がらなかった。アイスもこれぐらい傾斜と長さが続くと非常に充実感あります。トップからひと月前にJNYとセットしたアバラコフを利用しながらさっくと地面まで下降。9:30スタートで16:00ぐらいに下降終了。3度目にしてやっと完登できました。やった!

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