月曜日, 8月 18, 2008

Mt.Yamnuska - Kahl Wall 5.10a, 280m 9P


仕事がひと段落して一週間の休みの始まり。腰は何とか回復してきました。しかし、油断は禁物。マッサージをしっかりして、週明けにはもう一度カイロプラクティックへ行く予定。


赤線がKahl Wall

今日はACMGの試験では定番となっている(らしい)、ヤムナスカのKahl Wallというルートへ。クラッシックルートの中では5.10aとグレードは高め。ルートプランを作るという宿題があるのでルートプラン風に書いてみましょう。

Route Plan: Mt.Yamnuska - Kahl Wall 5.10a, 280m 9P

Timing: 9ピッチルートで予想されるクライミングの時間は6-8時間、アプローチに1時間強、ルート終了点からパーキングまでは1時間。真夏は午後からの夕立の可能性が高いボウバレーなので早朝スタートが良い。なのでパーキング着は3時ぐらいが良いでしょう。

Escape Route: 平行・交差するBringers of the Dawnは各ステーションにボルトがあり、ルートも直線的、落石の可能性も低いのでエスケープルートとしては最適。交差する4ピッチ目終了点、6ピッチ目終了点からはラッペルで降りることが出来る。7p以降は登って壁を抜けるのが良い。

Option: ヤムナスカの西パートにはいくつかの短いルートがあり、天候や時間によっては選択肢になる。例えばWindy Slab, King's Chimneyなど。最寄のKid Goat, Nanny Goatにも多数の短いルートがあるのでこれも選択可。例えばTwilight Zone, Kyhole Route, Deception Route。

Equipment: ストッパー 1セット、キャメロット (0.5―4) 1セット、エイリアン(緑―赤) 1セット、スリング シングル6、ダブル3、ラッペル用にQuick Link を2個、ビレイ点はボルト、ピトンが最低1つは打ってある。
その他はレインジャケット、水たくさん。

Route Description:
Approach
キャンモアから1Aを東へ。1Xとのジャンクションからさらに2㎞。Yamnuskaの標識に従って左折すると駐車場へ。駐車場奥のトレイルヘッドからYamnuska Ridge Trailを約1Km ほど登るとクライマーズトレイルとのジャンクションへ。左のトレイルを行き壁の真ん中へ向けて左上してゆく。途中斜面をトラバースするトレイルとさらに左上してゆくトレイルがあるので、右の左上してゆくトレイルを行く。やがてトレイルがヤムナスカの壁に当るので、壁沿いを東へ20mほど行くと木の生えた5.4ほどのガリーがある。ここがスタート。

Descent
ルート終了点から踏みあとを拾いながら東へ。高度を下げながらヤムナスカの壁の東の端Ravan's Endを目指す。そこからはYamnuska Ridge Trailを下る。取り付きに戻る場合は壁の下についているクライマーズトレイルへ。

1P 30m 木の生えたガリーを上がりテラスから右へ出て5.5のBroken Cornerを登る。コナーの上で左のレッジへ出てビレイ。右上してゆくコナーは無視。ピトンが一つ、あとはストッパーで。

2P 35m 少し左上へ見えるコーナーへ向けてフェースを登り、コーナーが終わりピトンが残置されているところから左へトラバース。グルーブを登るとすぐに大きなレッジが左へ続きレッジがチムニーに合流しているところでビレイ。ピトンあり。

3P 40m チムニーを直上し左の大きなレッジを経て右上へ続くワイドクラック5.7を登る。ピトン多数、ボルト1のあるテラスでビレイ

4P 45m そのまま続いてゆくチムニー、ワイドクラック5.7を右上し、左へ浮石の多いレッジをトラバース。少しクライムダウンした後コーナーを登りボルトのある小さいスタンスでビレイ。



5P 30m コーナーを直上しボルトにクリップしたらカンテを右にトラバース、隣の浅いコーナー5.8を登りまたさらに右へトラバース。ボルトの打たれた小さいスタンスでビレイ。



6P 35m フェースを直上し、小ハングを右から登る5.10a。浅いコーナーを良いスタンスまで登ったら右の灰色のスラブへいやらしいトラバースし、その上のハングまでスラブ5.10aを登ってから左のコーナーへ戻る。コーナーを登った左のボルト3本打ってあるレッジでビレイ。



7P 30m コーナーを5m登った後右のグルーブへトラバース、さらに右のレッジへ右上。フェースを灰色のスラブの中に走るクラックへ向けて登り、ボルトの打たれたクラック沿い5.10aを登り途中から少し左のフェースへ。右のコーナーへ戻りボルトのあるレッジでビレイ。



8P 45m ビレイレッジの上にある顕著なコーナーをルーフまで登り、ルーフは左の壁をフェースクライミングで抜ける。5.8。コーナーの左の壁にあるボルト2本のスタンスでビレイ。



9P 20m コーナーに沿って登り浮石の多い簡単なクライミングを経てトップアウト。潅木とボディービレイ。

すべてフリーで登れ、喜ぶリヨウ

一緒に行ったリヨウは軽い脱水症状になって最後の2ピッチでスローダウン。日陰のないルートはこの時期かなり暑い。水はたくさん持ってゆきましょう。

トレイルヘッド 7:20
取り付き 8:20
6P 12:00
トップアウト 14:20
トレイルヘッド 15:15

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