日曜日, 9月 23, 2007

素晴らしきSquamish

ロッククライミングをするにはだいぶ寒くなってきたここバンフを抜け出して約一週間のスコーミッシュツアーへ行ってきました。

バンフからスコーミッシュまでは約12時間のドライブ。レンタカーの保険の関係で12時間ぶっ通しで運転してくれたReiくん、ありがとう。僕は延々とうとうとしたり、どうでもいいことをしゃべったりしてました。

あとこれは非常に運が良いと思うのですが、滞在中雨に降られたのはたった一日だけ。あとは半日レストをしただけでずっとクライミングしてました。とにかくここではボルダリングからスポーツ、トラッド、マルチピッチ、被ったルートからフリクションを駆使して登るスラブまで何でもありますから。とにかく休んでる暇なんてないのです。

Grandwallの2ピッチ目 Split Piller(10b) 先行パーティーを追いかける

前半はバンフから一緒に行ったReiくんと色々と手をだしました。ただマルチピッチを登るときだけはどうしてもお互いのレベルに合わせることができないので、少し無理してもらいました。特にGrandWallという大きな壁にあるCruel Shoesというルート。ほとんどスラブでしかもかなりトラバースが多い!トラバースで10dというグレードが出てきます。僕はあのネチネチ感がたまらなく好きですが、やはりトラバースはフォローが大変でした。


Grandwallの3ピッチ目 Perry's Layback(11a)をリードするJさん
鼻血の出そうなレイバックとはこのことか?!

最後の二日間はウイスラー在住のJさんと。一度も一緒に登ったことはないけど、この人とならいけるだろう、という変な確信があったので、いきなりCruel shoes (10d 6pitch) + Grandwall (11a 5pitch)に行きました。Cruel shoesを登ると結構時間が掛かるけど、GrandwallにつなげるときにA0のピッチを登らずにダイレクトに連結できるので僕的には美しいと思ったわけです。全体的にグレードも質もとても濃い長いクライミングになりました。Jさんもしっかりと安全に登ってくれるし、僕は懸案のSword(11a)をオンサイトできたし、確かにこのツアーのハイライトになりました。

時間に追われるようにあちこち登ったせいでいくつか来年持ち越しの宿題も残りました。あとは美しいクラックの幻影となかなか痺れのとれない人差し指と。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

じろーくんはトラバースとか、ワイドとか、変態的な趣味ですね。

Jiro さんのコメント...

いやー、やればやるほど味の出る奥の深いクライミングなのですよ。スラブってボルト感覚が遠いとラインを読む力もいるし、独特の辛抱強さも要求されるし、たまらんですよ。不動沢のスラブでも行きたいなぁ。生きてる実感が沸くとはあのことですよ。