土曜日, 2月 14, 2009

2/10 Ice Climbing A Bridge Too Far 300m, WI4

カナナスキスカントリーのMt.Kiddという大きな山があります。キャンモアから40分ほどのドライブで着き、周囲にトレイルも整備してあります。山は大きく、立派でこの界隈ではお気に入りのひとつ。そして何よりもガイドブックによるとこの山には良質で比較的長いアイスクライミングルート沢山ある!今まで行ったことなかったのですが(まぁ"今まで"といっても本格的にアイスクライミング始めたのはひと月前ですけど…)その中でも比較的易しめのルート"A Bridge Too Far"に行ってきました。パートナーはお馴染みの淳也。


A Bridge Too Far 核心の1p目

ルートの核心は1ピッチ目のピラー。垂直部分は約20m弱。様子を見るために裏に回ってどれぐらい厚いかチェックしてみると実はかなり薄め。しかも南向きなので表面は小さいツララがいっぱい。一応取り付きましたが危険な感じがしたのでクライムダウン。滝の左側の岩を登りました。プロテクションは小さめのカム数個で。

右岸を高巻き中
岩登りしにきたわけではないけど、たまにはこういうのも楽しい

こんな感じの滝が二つ続く

そこから上はしばらく簡単な小さい滝を登るか歩くかするとやや大きめの滝がテンポよく出てくるという展開。巨大な滝はないけれど、次の角を曲がると何がでてくるのかな~?という沢登り的面白さがあってよい。最後にはMt.Kidd中腹の岩壁に吸収されて終了。9時過ぎスタートで終わったのは1時半でした。

そろそろ終了

時間があるので最初の滝に戻ってトップロープで遊びます。上のアンカーから淳也をローワーダウンさせて登り返ししてもらう。自分も同じ様にローワーダウンしてもらい取り着きの安定した場所へ少しトラバースしようとした時に、

がんっ!

ロープがつららに接触して大きいの落とし、それが首の斜め後ろに直撃。たとえるならスラム街で後ろから鈍器で殴られたような唐突さ。何か起きたのか一瞬分からなかったけど、その痛みたるや以前足首をスキーで骨折した時に匹敵するぐらいでした。そして結果的には数日間首が回らなくなってしまいました。打ち所が悪かったら、と思うとぞっとします。教訓:下降するときのつらら落としは念入り。とても痛い授業料でした。滝自体は強く蹴り込むと貫通してしまうところなどがあり、しかも空気の沢山入った軟い氷だったので墜落=グランドフォール的な氷でした。こういうのを登る精神力はまだないですな。でも登れるようになりたい。。

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